2023年6月1日
建設業界は最も資格が多いと言っても過言ではないくらいに様々な種類の資格が存在します。それぞれの資格が、現場への入場に必要であったりするケースも珍しくなく資格は常に重要視されています。 建設業界で働いた場合、仕事で役立つスキルが得られるほかに、キャリアパスでは将来的に展望が見込めます。
建築業界では専門的な知識を駆使することが多いため、建築にかかわる国家資格がたくさんあります。
以下の3つの例をみてみましょう!
建築業界にかかわる資格で、もっとも認知度が高いともいえるのがこちらの「建築士」です。
建築士には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3つの種類があり、それぞれ扱える建物の規模に違いがあります。
「一級建築士」は延べ面積や高さなどに一切の制限がないため、オリンピックなどの大規模イベント会場や、大型ショッピングモールなどの大規模な建設にたずさわれますが、資格取得に必要な試験の合格率はおおむね10パーセント代と、難易度は高いです。
「二級建築士」→「三級建築士」となるにつれ、あつかえる建物の規模や資材は制限されていき、「木造建築士」は、木造の建物しかあつかえません。
建築士の資格取得の難易度はたかいですが、建築業界で働く上では大きな武器になるでしょう!
建物に電気が通っていないと、施設として利用することはできませんよね?
そこで活躍するのがこちらの「電気工事士」です。
建物に電気を通すために配線をつなげるだけではなく、冷暖房設備の設置や施設の電気設備のメンテナンス、さらには鉄道運行にかかわる電気工事などもおこなうため、建築業界にとどまらない幅広い活躍が期待できます。
電気工事士の資格には「第一種電気工事士」、「第二種電気工事士」の二種類があり、こちらも級によって携わることのできる作業に違いがあります。
電気を通じて建築業界へ飛び込みたい方は、取得をかんがえてみましょう!
建築工事にとどまらず、土木工事や解体工事など幅広い工事現場で歓迎される資格の一つに、「とび技能士」があります。とび技能士の資格にも、「一級」「二級」「三級」の三つの級があります。三級には受験資格はありませんが、二級と一級にはそれぞれとび職の実務経験が必要です。とび職は、高所での作業や重量物の運搬など危険の伴う仕事ですが、建築現場の花形ともいえる仕事です。体力に自信のある方は、取得を目指してみてはいかがですか?
建築現場で役立つ資格は、国家資格だけではなく、民間資格もたくさんあります。下の2つの例をみてみましょう。
もくじ
建物をつくる際に、まず初めに行う基礎工事に関連する資格です。
基礎工事がおろそかなまま建築工事をはじめてしまうと、建物のゆがみが発生したり、最悪の場合は倒壊してしまったりさえします。
そのため、基礎工事に精通した証明である基礎工施工士の資格をもっていると、現場ではおおいに活躍できるでしょう。
再開発プランナーは、町の建物の建て替えや町づくりにかかわる計画の立案など、町づくりの専門家ともいえる資格です。
都市開発や町の再開発などの大規模な建築にたずさわれるため、スケールの大きな案件に携わることができるでしょう。
ただし、再開発や町づくりには年単位での長期的な視野が必要になるので、小さな仕事を数多くこなしたい方にはオススメできません。
大手ゼネコンでは、日本国内の建設需要減少を見越して、海外進出が活発に行われており、アジア全土に活躍の場があります。技術を生かしたインフラ整備が主な仕事で、海外で働くチャンスもあるため、魅力的です。
建設現場は問題が起きやすく、事故リスクや天候、近隣住民のクレームに注意が必要です。課題解決能力が養われ、多様な人員との協力で建物を建てるため、協調性が身につきます。
建築業界はこれからも右肩上がりに発展する業界です。
業界は常に進化しており、あなたのアイデアや創造性が、より良い建物や社会に役立つようになることを期待しています。あなたが建築業界において重要な役割を果たし、多くの人々を魅了する存在となることを願っています。